約3週間くらい前からわずらっている帯状疱疹の発疹が急激に回復してきました。そして痛みの強さもかなり減ってきて、ああこれは治るなと何となく分かるようになりました。
それを実感したときに、心のどこかで健康になってしまうんだということへの否定的な思いというものを感じました。
簡単に言うと、病気のままでいることに満足しているような感覚というのか、そうした意識がはっきり心の中にいることに気付いてしまいました。
それはとても薄くて力がないような微妙なものなのですが、それでもはっきりといることが分かったのです。残念なような、悲しいような、なんとも不思議なものです。
身体の痛みは心の痛みから来ると何度もこのブログでもお伝えしていますが、その心の痛みを訴える手段として身体を使っていたわけです。
ですから健康になってしまうと、その訴えるチャンスが消えてしまうとでも思っているようなそんな感覚に近いかもしれません。
そうした思いというものをずっとずっと見つめて感じていたら、今回の痛みだけではなくて常に身体のどこかに問題を抱えてないと不安だと言っている自分を発見しました。
もしも自分の身体がどこも問題がなく完全な健康体になってしまったらと想像してみたら、その意識は困り果ててしまうのだろうなと予想がつくのです。
健康であることを思うと、その心の部分が物足りなさを感じるらしいのです。これは身体の健康に関してだけではなく、人生そのものに何の問題もなくなったら困るとでも言いたげなのです。
実は以前からうっすらとした気付きはあったのですが、今回それがとても明確に分かったのです。健康で幸せになりたいとの思いの方ばかりではなく、それとは真反対のこうした思いについても十分に見つめて受け止めてあげる必要があるのですね。
病気を望むなんてと思われるかもしれませんが、人の心というものは自覚のない部分では本当にびっくりするようなものを沢山持っているのです。
このことに気付いてできる限り対処していくことをしないでいると、知らぬ間に幸せになる道を妨害されてしまう結果になってしまいます。
自分の心も身体も健康そのものになったことをリアルに思い描いたときに、どこかにこうした意識がいるかどうか、よくよく感じて見ることが大切だと思います。