救急外来に行く

数日前から右足の太ももの内部のうずくような強い痛みで眠れなくなっていたので、今日思い切って夜間の救急外来に行ってきました。

病院に行くのはちょうど10年ぶりで、もう自分にはあまり縁のないところという感じになっていたのでやや不思議な感じすらしました。

夜間救急でも普通に患者さんたちが結構いるということにも軽い驚きを覚えました。こんな夜にきっと誰もいないんじゃないかとたかをくくっていたからです。

受付の人に症状を説明しても何科に行けばいいのか分からない様子で、結局整形外科と皮膚科の両方にいってくれと言われてしまいました。

整形外科の若い医者がパソコンを軽快に打っているのをみながら、なんだかお医者さんも変わったなあと思いました。

自分が子供の頃など、パソコンなど勿論あるはずもなく、お医者さんはニコニコしながらこちらを伺ってくれるというのが定番のような記憶があるのです。

腰や足のレントゲンを取られたりしている間に何だか病人になっていく意識のようなものを感じてしまいました。こうやって、心が病人を作り出すのかもしれないとも感じました。

そして、自分が好きで作っているこんな症状について、熱心に聴いてくれる若いお医者さんに何となく申し訳ないような気持ちもしてきました。

結局、外科では特別な問題は見つからず、今度は皮膚科に回されて、そこでは単純にヘルペスだろうとの診断をもらい、ウイルス対策と痛み止めの薬をもらって帰ってきました。

私が行ったその救急外来の建物は、殺伐としていて安心できるような温かみがないような感じでした。そんな場所で夜遅くまで働くお医者さんやその他の人達には頭の下がる思いがしました。

病気は心が起こしていると分かっていても、痛みが強くなると結局お医者さんに診てもらうことになるのですから、日頃から西洋医学やお医者さんはじめ医療に従事されている方々への感謝も忘れないことだなとしみじみ思いました。

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