誰でも人からどう見られているのか、どう思われてしまってるのかということがとても気になるものですね。そう思いたくなくても、心の中ではどう評価されるかということに一喜一憂しているのです。
それは対人関係での恐れとなって現れ、自然な人とのコミュニケーションなどを妨害してしまうことになるのです。
必要以上に人前で緊張してしまってみたり、人といるととても疲れてしまってすぐに独りになりたいと思うなど、円滑な人間関係に悪影響を与えることになります。
恐れているのは単純に言って、人からの悪い評価です。否定的な目で見られて駄目出しされることがとても怖いのです。
しかし、よく考えてみると、そうした否定的な目で自分を見る相手の心というのは、間違いなく愛ではなくてエゴそのものだと言えます。
つまり、私たちは相手のエゴからの悪評を恐れているということになるのです。そして予想通りというか、エゴは必ず相手を酷評するのです。それがエゴの特性だからです。
絶対的に言えることですが、逆に相手の心の愛の部分は自分を悪く評価するということはないということです。
愛は裁くということを知らないからです。誰の心の中にも確実にある愛の部分からは、自分への愛しか送られては来ないということです。
ですから、相手の愛だけを考えて関係を作っていくのであれば、これほど安心なことはないのです。決して嫌われないし、絶対に裁かれないのですから。
ならば、相手の愛だけを信頼してそこだけを見て関係を作っていくことにすればいいのです。相手の愛は自分を悪者にすることはないのですから。
そうやって、愛だけを相手に対人関係を続けるなら、きっと相手も自分の愛の部分だけを相手にしてくれるようになるはずです。
結局それが互いに愛と愛が関係を作る理想的な人間同士の関係となっていくのです。愛だけが分かち合えるので、そこにこそ幸せな関係が生まれることになるのです。