夜空に沢山ある星々を見ていると、心が澄んでくるのが分かります。何かいつも気付かないときにも自分を見守ってくれているように感じるからかもしれません。
ところでみなさんは昼間の空にも星があるのは知っていますよね?星は夜空にしかないと思ってる人がいたらそれは間違いです。
昼間でも夜と同じように空には無数の星々があるのです。ただ、太陽の光によって目の瞳孔が閉じてしまうので、その淡い光が感じられなくなるだけなのです。
以前書いたことがありますが、実は昼間の間にも星を見ることができます。今はあまり見なくなってしまいましたが、お風呂屋さんの煙突に入って空を見たときに、ちょうど真上に星があればそれが見えるのです。
煙突の中は暗いので瞳孔が開き、星の光でも見ることができるようになるからです。見えないからといって、すぐにないはずと思うのは早とちりということです。
私たちが日頃から目にするものも実はそういうものなのかもしれません。真実は沢山自分の周りに存在するのですが、その中で肉眼で見えるものには限りがあるということです。
言い方を変えると、肉眼では何かが邪魔をしてしまって見えるべきものが見えなくなってしまっていると考えることもできます。
暗い煙突から青空を見上げるように、この世界そのものをそんなふうに真実の目を凝らして見ることができたら、きっといろいろな気付いていなかったものが見えてくるはずです。
そういう目には、きっと私たち一人ひとりはみんな同じだと映るはずです。そして私たちは肉体こそが自分たち自身だと思っていますが、その目では肉体は見えなくなるはずです。
だからこそすべてに違いがないというように映るのです。自分の目に煙突をくっつけて、真実だけを見つめるようにできるといいですね。