自分の人生を顧みたときに、何一つとしてモノになっていることがないというのが正直な気持ちです。その理由は続けることが苦手というのがあるからだと思っています。
楽器を習っても、趣味を見つけて楽しむことができたとしても、これを自分の仕事にしようと決意しても、それが続いたためしがありません。
それどころか、健康のことを考えて朝起きたらコップ一杯の水を飲む、寝る前に柔軟体操をするなど、とても簡単なことであったとしても決して続いたことがありません。
いろいろこうしてみよう、これをやってみようと思いつくことはあるのですが、それを長く続けるということができないのです。
継続は力なりという言葉を知ってはいますが、自分には縁遠い言葉だなとずっと思っていました。続けられる人は一芸に秀でた人だし、何かを成し遂げられる人なのだろうと思ってきました。
ところが、最近その気持ちが少し和らいできたように感じています。このブログを書き出して今日でちょうど一年になります。
書き始めたときにはまさかこれが毎日のように淡々と一年もの間更新し続けられるとは全く思ってなかったのです。
でも実際続けることができてしまった今、続けることはそんなに大したことではないのではないかと感じています。
自分の何かが変わったとも思っていませんし、当然何かを成し遂げたという感覚などありません。ああ、そんなものなんだなと分かりました。
継続は確かに力なのかもしれませんが、でもそれだけのこと。それよりも、人は何かを成し遂げる必要などないということが分かったかもしれません。
それが身をもって分かっただけでも続ける意味はあったのかもしれません。